イチジクの品種
ビオレソリエス
皮が濃い紫になる黒イチジク。糖度が高く18度を超えるものが多い。完熟すると糖度25度に達することもある。果重は50〜100gと小ぶりで、果肉はねっとりしている。日本では佐賀県や新潟県の佐渡で作られていて、市場では希少な部類にあたる。
ほかの品種と何が違うのか
糖度18度超、完熟で25度に達することもある。小ぶりな黒イチジク。
この品種の要点
- 果重
- 50〜100g
- 糖度
- 18〜25度
この品種が生まれた理由
イチジクの主力品種は、味だけでなく流通のしやすさとの釣り合いで選ばれてきた。ビオレソリエスは糖度が突出する代わりに、実が小さく傷みやすい。市場に出しにくい性質が、そのまま家庭で作る理由になる品種にあたる。穫ってすぐ食べられる場所でしか本来の味にならない。
味と食感
濃厚な甘みと、ねっとりした果肉が持ち味。皮が薄く、完熟すれば皮ごと食べられる。粒は小ぶり。
ビオレソリエスを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどイチジクに共通する基本はイチジクのページを参照してください。
- 果重50〜100gと小ぶりにあたる。大きさを求める品種ではない。
- 樹勢はおとなしい。狭い場所でも扱いやすい部類にあたる。
- 完熟させないと糖度が上がらない。早採りすると持ち味が出ない。
プランター・家庭菜園で育てる
- 小ぶりなので鉢向きにあたる。10号以上を選ぶ。
- 傷みやすい品種なので、穫ってすぐ食べられるベランダ栽培と相性がよい。
- 完熟を待つぶん鳥に狙われる。網をかけるか、色づいたら毎日見て回る。
収穫適期の見分け方
- 皮が濃い紫になり、実がやわらかく垂れ下がったら穫る。
- 底に裂け目が出て蜜がにじむ状態が完熟にあたる。
- 硬いうちに穫ると糖度が上がらない。待って穫る。
保存と食べ方
傷みやすく日持ちしない。穫ったその日に食べる。冷凍するとそのままシャーベットになる。
よくある失敗
- 日持ちしない。まとめて穫って置いておく使い方はできない。
- 早採りすると甘くない。糖度が持ち味なので完熟まで待つ。
栽培カレンダー
イチジクの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
イチジクのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ桝井ドーフィンますいどーふぃん国内でもっとも多く作られるイチジク。明治期に桝井光次郎氏がアメリカから持ち帰ったことが名の由来にあたる。夏果と秋果の両方が穫れ、果実が大きく日持ちする。イチジクは受粉なしで実がなるので、1本だけ植えても穫れる。
- 蓬莱柿ほうらいし江戸期に渡来したイチジクの在来種。「日本いちじく」とも呼ばれる。秋果専用で、桝井ドーフィンより小ぶりだが甘みが濃い。完熟すると実の先が大きく割れる。傷みやすく流通に向かないので、産地の外ではあまり見かけない。
- バナーネ細長い形のイチジク。「ロングドゥート」とも呼ばれる。糖度が非常に高く、完熟すると蜜のような甘さになる。皮が薄く、皮ごと食べられる。夏果と秋果の両方が穫れる。完熟すると実が裂けやすいので、木で完熟させて穫る家庭菜園向きにあたる。
- ホワイトゼノア熟しても色づかず、黄緑色のまま穫る夏秋兼用種。原産はアメリカ。耐寒性が強く、氷点下10℃ほどまで耐えるとされる。実つきがよく、植えて数年で穫れ始める。寒冷地でイチジクを作るときの定番にあたる。