クリの品種
筑波
国内でもっとも多く作られているクリの中生種。9月下旬から10月に穫れる。甘みと香りのバランスがよく、粉質でほくほくする。渋皮がむきやすいわけではないので、渋皮煮にするか包丁でむくことになる。
つくば
おすすめ
国内でもっとも多く作られている中生種で、甘みと香りのバランスがよい。クリの味の基準になるので、ここから入ると他の品種との違いが分かる。
ほかの品種と何が違うのか
国内でもっとも多く作られている中生種。クリの味の基準にあたる。
この品種の要点
- 熟期
- 中生
この品種が生まれた理由
クリは穫ってすぐは甘くない。0℃前後で貯蔵するとでんぷんが糖に変わり、2〜4週間で甘みが数倍になる。サツマイモの追熟と同じ仕組みにあたる。拾ってすぐ焼いても甘くならないのは、この工程を経ていないためになる。
味と食感
甘みと香りのバランスがよく、粉質でほくほくする。貯蔵すると甘みが増す。栗ご飯、渋皮煮、焼き栗と幅広く使える。
筑波を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどクリに共通する基本はクリのページを参照してください。
- クリは1品種だけでは実がつきにくい。開花期の合う別品種を近くに植える。
- クリシギゾウムシが実に入る。落ちた実は早く拾い、収穫後は熱湯処理か冷蔵で虫を止める。
- 落葉後の冬に剪定する。放っておくと大木になって収穫できなくなる。
収穫適期の見分け方
- 9月中旬から穫る中生種にあたる。いがが裂けて実が見えたら穫る。
- 落ちたものを拾う。
- 拾ったらすぐ処理する。放っておくと虫が出る。
保存と食べ方
0℃前後で2〜4週間貯蔵すると甘みが数倍になる。すぐ食べるより置くほうがよい。
よくある失敗
- 拾ってすぐ焼いても甘くない。0℃前後で貯蔵してから食べる。
- 虫が入りやすい。落ちた実は毎日拾い、収穫後に処理する。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
クリのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 丹沢たんざわ9月上旬に穫れる早生のクリ。実が大きく、粉質でほくほくしている。甘みは中生・晩生種より控えめだが、早く穫れることが持ち味にあたる。中生の筑波などと組み合わせて植えると、収穫期を伸ばせる。
- 銀寄ぎんよせ大阪府大阪府能勢町が発祥とされる大果種のクリ。甘みが強く、粉質でほくほくする。「丹波栗」として流通するものの多くがこの品種にあたる。丹波栗は品種名ではなく産地の呼び名で、中身は銀寄などの大果種になる。
- 利平りへい日本栗と中国栗の雑種とされるクリ。「栗の王様」と呼ばれ、甘みとコクが濃い。中国栗の性質を受け継いで渋皮がややむきやすい。収量が少なく作りにくいため流通量は多くないが、味の評価は高い。
- ぽろたん渋皮が簡単にむけるニホングリ。加熱すると渋皮が実から離れ、ぽろりとむける。1果の平均は約30gの大果で、果肉は黄色、肉質はやや粉質。甘みと香りが丹沢や国見より強い。2007年に品種登録された。名前は渋皮がぽろりとむけることに由来する。