クリの品種
ぽろたん
渋皮が簡単にむけるニホングリ。加熱すると渋皮が実から離れ、ぽろりとむける。1果の平均は約30gの大果で、果肉は黄色、肉質はやや粉質。甘みと香りが丹沢や国見より強い。2007年に品種登録された。名前は渋皮がぽろりとむけることに由来する。
ほかの品種と何が違うのか
加熱すると渋皮がぽろりとむける。ニホングリ最大の弱点を外した品種にあたる。
この品種の要点
- 育成元
- 農研機構(2007年〜)
この品種が生まれた理由
ニホングリは実が大きく味もよいが、渋皮が実に密着してむけない。栗ご飯にも渋皮煮にも手間がかかり、それが家庭で使われにくい理由になっていた。ぽろたんは早生の主力品種である丹沢を親に交配して選抜され、2007年に品種登録された。味を上げたのではなく、調理の手間そのものを外した育種にあたる。
味と食感
甘みと香りが強く、果肉は黄色でやや粉質。1果約30gと大きいので食べごたえがある。
ぽろたんを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどクリに共通する基本はクリのページを参照してください。
- 収穫は育成地のつくばで9月中旬。丹沢より遅く、国見と同じころにあたる。
- 1果約30gの大果になる。実の数が多すぎると小さくなるので樹の勢いを保つ。
- クリは1本では実つきが悪い。別品種を近くに植える。
収穫適期の見分け方
- いがが割れて落ちた実を拾う。木から穫るより落果を拾うほうが確かにあたる。
- 落ちたらその日のうちに拾い集める。地面に置くと虫が入る。
- 9月中旬が目安になる。丹沢より遅い。
保存と食べ方
穫ってすぐより、冷蔵で数週間置くと甘みが増す。渋皮をむくなら加熱してから。
よくある失敗
- 加熱しないと渋皮はむけない。生のままでは普通のクリと変わらない。
- 1本では実つきが悪い。別品種を添える。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
クリのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ筑波つくば国内でもっとも多く作られているクリの中生種。9月下旬から10月に穫れる。甘みと香りのバランスがよく、粉質でほくほくする。渋皮がむきやすいわけではないので、渋皮煮にするか包丁でむくことになる。
- 丹沢たんざわ9月上旬に穫れる早生のクリ。実が大きく、粉質でほくほくしている。甘みは中生・晩生種より控えめだが、早く穫れることが持ち味にあたる。中生の筑波などと組み合わせて植えると、収穫期を伸ばせる。
- 銀寄ぎんよせ大阪府大阪府能勢町が発祥とされる大果種のクリ。甘みが強く、粉質でほくほくする。「丹波栗」として流通するものの多くがこの品種にあたる。丹波栗は品種名ではなく産地の呼び名で、中身は銀寄などの大果種になる。
- 利平りへい日本栗と中国栗の雑種とされるクリ。「栗の王様」と呼ばれ、甘みとコクが濃い。中国栗の性質を受け継いで渋皮がややむきやすい。収量が少なく作りにくいため流通量は多くないが、味の評価は高い。