ブルーベリーの品種
パトリオット
ノーザンハイブッシュ系の大粒種。野生のローブッシュ系の血を引くため、耐寒性が極めて強い。寒冷地でも育てられる。果実は大粒で食べごたえがあり、独特の風味を持つ。寒さのために作れないと諦めていた地域での選択肢にあたる。
ほかの品種と何が違うのか
ローブッシュ系の血を引き、耐寒性が極めて強い大粒種。
この品種が生まれた理由
ブルーベリーの系統選びは、暖地ならラビットアイ系かサザンハイブッシュ系、寒地ならノーザンハイブッシュ系という分かれ方をする。パトリオットはそのノーザンハイブッシュ系の中でも、野生のローブッシュ系を掛けて寒さへの強さを足した品種にあたる。系統の中でさらに寒さの側へ振ったことになる。
味と食感
大粒で食べごたえがある。ハイブッシュ系らしく皮が薄く、酸味と甘みの釣り合いが取れている。
パトリオットを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどブルーベリーに共通する基本はブルーベリーのページを参照してください。
- 耐寒性が極めて強い。他の系統が傷む寒さでも越冬する。
- ノーザンハイブッシュ系にあたる。受粉の相手は同じ系統から選ぶ。
- 暑さには強くない。暖地ではサザンハイブッシュ系のほうが向く。
プランター・家庭菜園で育てる
- 鉢で作れる。冬に鉢が凍る地域でも耐えるので、取り込む手間が少ない。
- 大粒種なので樹に力が要る。10号以上の鉢と酸性の用土を用意する。
- 受粉の相手として、同じノーザンハイブッシュ系をもう1鉢そろえる。
収穫適期の見分け方
- 大粒なので色づきが目立つ。全体が濃い青になってから数日置く。
- 実を軽くつまんで、すっと取れれば穫りどきにあたる。
- 房のなかで熟す順がばらつく。色づいたものから摘む。
保存と食べ方
穫ったら冷蔵し、数日で食べきる。大粒なので冷凍しても形が残り、そのまま食べられる。
よくある失敗
- 暖地では夏の暑さで弱る。寒冷地向けの品種にあたる。
- 1品種では実つきが落ちる。同じ系統の別品種を添える。
栽培カレンダー
ブルーベリーの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ブルーベリーのほかの品種
7品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめティフブルーラビットアイ系の代表品種。暑さに強く、関東以西でも育てやすい。実つきがよく収量も多い。ブルーベリーはラビットアイ系とハイブッシュ系に大きく分かれ、育つ地域が違う。関東以西ではラビットアイ系、冷涼な地域ではハイブッシュ系を選ぶことになる。
- ブライトウェルラビットアイ系のブルーベリー。大粒で甘みが強く、収量が多い。暑さに強く関東以西で育てやすい。ティフブルーと開花期が合うので、2品種を組み合わせると互いに受粉樹になって実つきがよくなる。
- チャンドラーハイブッシュ系のブルーベリー。500円玉ほどの極大粒になり、実の大きさでは他を圧倒する。収穫期間が長く、次々に熟すので長く穫れる。ハイブッシュ系なので冷涼な地域に向き、暖地では夏の暑さで弱ることがある。
- スパルタンハイブッシュ系の大粒種。風味が濃く味の評価が高いが、樹勢が弱く土壌条件にうるさいため作りにくい。冷涼な地域向けで、暖地では育てにくい。味を目的に選ぶ品種で、収量や作りやすさを求めるなら他を選ぶことになる。
- オニールサザンハイブッシュ系の早生種。暑さに強いラビットアイ系と、味のよいハイブッシュ系の長所を併せ持つ系統にあたる。甘みが強く酸味は穏やかで、果汁が多い。果実は中粒から大粒。関東以西でもハイブッシュ系の味が穫れる。
- サンシャインブルー樹高が最大でも1mほどに収まるサザンハイブッシュ系。1本でも実がなる自家結実性を持つ。花はピンクから白で、葉は半常緑。耐暑性が高く、弱アルカリの土でも育つ強健種にあたる。狭い場所や鉢で作るための品種になる。
- ホームベルラビットアイ系の中生種で、8月ごろに中粒の実がつく。酸味が少なく甘いので生で食べるのに向く。丈夫で育てやすく、家庭菜園で長く使われてきた。ティフブルーやブライトウェルと同じラビットアイ系にあたるので、受粉の相手として組み合わせられる。