ヤマイモの品種
つくね芋
こぶし状に塊になるヤマイモ。ヤマイモの中でもっとも粘りが強く、和菓子のつなぎにも使われる。丹波や伊勢が産地として知られる。長く伸びないので、深く耕さなくても作れる。関西では大和芋と呼ばれることがある。
つくねいも
ほかの品種と何が違うのか
ヤマイモの中でもっとも粘りが強い。和菓子のつなぎにも使われる。
この品種が生まれた理由
つくね芋の粘りは、すりおろして持ち上げると塊のまま持ち上がるほどになる。この粘りを活かして、薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)など和菓子の生地のつなぎに使われてきた。食材としてだけでなく、材料としての役割を持つ芋にあたる。
味と食感
粘りが非常に強く、すりおろすと塊のようになる。だしでのばしてとろろにする。和菓子のつなぎにも使われる。
つくね芋を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどヤマイモに共通する基本はヤマイモのページを参照してください。
- こぶし状に塊になるので、長芋のように深く耕さなくても作れる。
- 掘るときに折れやすい。周囲を広く掘ってから抜く。折れた芋も食べられるが日持ちしない。
- つるが伸びるので支柱かネットを立てる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 塊状に育つので深さは要らない。容量25L以上・深さ40cm程度の容器で作れる。
- 支柱を立ててつるを上げる。
- 粘りが持ち味なので、乾かさない。夏は水を切らさない。
収穫適期の見分け方
- 塊状に育つ。丸くふくらんだら掘る。
- 茎葉が枯れてきたら地上部の生育が止まったサインにあたる。
- 粘りが持ち味にあたる。掘ってすぐより数日置くと粘りが締まる。
保存と食べ方
とろろ、麦とろ、和菓子のつなぎに。粘りが強いのでだしでのばす。
よくある失敗
- 皮をむくと手がかゆくなることがある。酢水に浸けるか手袋をする。
- 粘りが強すぎてそのままでは食べにくい。だしでのばして使う。
栽培カレンダー
ヤマイモの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ヤマイモのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ長芋ながいも円筒形に長く伸びるヤマイモ。水分が多く粘りは控えめで、生のまま短冊やサラダにするのに向く。青森県と北海道が主産地。1m近くまで伸びるので、栽培ではパイプや波板を土に埋めて形を整えることが多い。
- いちょう芋いちょういも扁平で先が銀杏の葉のように広がるヤマイモ。長芋より粘りが強く、とろろに向く。関東では大和芋と呼ばれることが多いが、奈良の大和芋(つくね芋系)とは別のものにあたる。長芋ほど深く伸びないので、栽培しやすい。
- 自然薯じねんじょ日本に自生するヤマイモの野生種。細く長く、1m以上に伸びる。粘りが非常に強く、香りも濃い。栽培する場合は波板やパイプを土に埋めて形を整える。天然のものを掘るのは相当な労力が要るため、値段も高い。