ヤマイモの品種
いちょう芋
扁平で先が銀杏の葉のように広がるヤマイモ。長芋より粘りが強く、とろろに向く。関東では大和芋と呼ばれることが多いが、奈良の大和芋(つくね芋系)とは別のものにあたる。長芋ほど深く伸びないので、栽培しやすい。
いちょういも
ほかの品種と何が違うのか
関東の「大和芋」はこれ。奈良の大和芋(つくね芋系)とは別物にあたる。
この品種が生まれた理由
「大和芋」という呼び名は地域によって指すものが違う。関東ではいちょう芋を、奈良やその周辺ではつくね芋系を指すことが多い。売り場で大和芋と書かれていても、形を見ないとどちらか分からない。扁平で先が広がっていればいちょう芋にあたる。
味と食感
長芋より粘りが強く、とろろにすると箸で持ち上がるほどになる。すりおろして麦とろやお好み焼きに使う。生でも加熱でも使える。
いちょう芋を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどヤマイモに共通する基本はヤマイモのページを参照してください。
- 長芋ほど深く伸びないので、栽培の手間が少ない。
- 掘るときに折れやすい。周囲を広く掘ってから抜く。折れた芋も食べられるが日持ちしない。
- つるが伸びるので支柱かネットを立てる。
プランター・家庭菜園で育てる
- いちょうの葉のように平たく育つので、深さ40cm程度の容器でも作れる。自然薯より浅くて済む。
- 支柱を立ててつるを上げる。放任すると絡まって収拾がつかない。
- 掘るときに折れやすい。周りを広く掘ってから取り出す。
収穫適期の見分け方
- いちょうの葉のように平たく育つ。形が出たら掘る。
- 茎葉が枯れてきたら地上部の生育が止まったサインにあたる。
- 長芋より浅いところにできる。掘り出しやすい部類にあたる。
保存と食べ方
とろろ、お好み焼き、和菓子のつなぎに。粘りが強いのですりおろして使う。
よくある失敗
- 皮をむくと手がかゆくなることがある。酢水に浸けるか手袋をする。
- 「大和芋」の名は地域で指すものが違う。形を見て判断する。
栽培カレンダー
ヤマイモの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ヤマイモのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ長芋ながいも円筒形に長く伸びるヤマイモ。水分が多く粘りは控えめで、生のまま短冊やサラダにするのに向く。青森県と北海道が主産地。1m近くまで伸びるので、栽培ではパイプや波板を土に埋めて形を整えることが多い。
- つくね芋つくねいもこぶし状に塊になるヤマイモ。ヤマイモの中でもっとも粘りが強く、和菓子のつなぎにも使われる。丹波や伊勢が産地として知られる。長く伸びないので、深く耕さなくても作れる。関西では大和芋と呼ばれることがある。
- 自然薯じねんじょ日本に自生するヤマイモの野生種。細く長く、1m以上に伸びる。粘りが非常に強く、香りも濃い。栽培する場合は波板やパイプを土に埋めて形を整える。天然のものを掘るのは相当な労力が要るため、値段も高い。