ヤマイモの品種
自然薯
日本に自生するヤマイモの野生種。細く長く、1m以上に伸びる。粘りが非常に強く、香りも濃い。栽培する場合は波板やパイプを土に埋めて形を整える。天然のものを掘るのは相当な労力が要るため、値段も高い。
じねんじょ
ほかの品種と何が違うのか
日本に自生する野生種。粘りも香りもヤマイモの中で最も濃い。
この品種が生まれた理由
長芋やいちょう芋は中国から伝わった栽培種だが、自然薯は日本に自生する在来の野生種にあたる。細く長く曲がりくねって伸びるので、天然のものを折らずに掘り出すのは重労働になる。栽培では波板やパイプを斜めに埋め、その上を芋が伸びるようにして形を整える。
味と食感
粘りが非常に強く、香りも濃い。だしでのばしてとろろにすると、他のヤマイモとの違いがはっきり分かる。
自然薯を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどヤマイモに共通する基本はヤマイモのページを参照してください。
- 波板やパイプを斜めに土へ埋め、その上を芋が伸びるようにして形を整える。
- 1m以上に伸びるので、天然のものを掘るのは重労働になる。
- つるが伸びるので支柱かネットを立てる。
プランター・家庭菜園で育てる
- まっすぐ1m以上に伸びるので、通常の容器では作れない。栽培用のパイプや波板を使う。
- 支柱を立ててつるを上げる。
- 掘り出すのが最も難しいヤマイモにあたる。パイプ栽培なら取り出しやすい。
収穫適期の見分け方
- 1m以上まっすぐ伸びる。掘り出すのが最も難しいヤマイモにあたる。
- 茎葉が枯れてきたら地上部の生育が止まったサインにあたる。
- パイプ栽培なら、パイプごと引き上げて取り出す。
保存と食べ方
とろろ、麦とろが定番。粘りが強いのでだしでのばす。
よくある失敗
- 皮をむくと手がかゆくなることがある。酢水に浸けるか手袋をする。
- 波板を使わないと曲がりくねって掘り出せなくなる。栽培では形を整える仕掛けが前提にあたる。
栽培カレンダー
ヤマイモの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ヤマイモのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ長芋ながいも円筒形に長く伸びるヤマイモ。水分が多く粘りは控えめで、生のまま短冊やサラダにするのに向く。青森県と北海道が主産地。1m近くまで伸びるので、栽培ではパイプや波板を土に埋めて形を整えることが多い。
- いちょう芋いちょういも扁平で先が銀杏の葉のように広がるヤマイモ。長芋より粘りが強く、とろろに向く。関東では大和芋と呼ばれることが多いが、奈良の大和芋(つくね芋系)とは別のものにあたる。長芋ほど深く伸びないので、栽培しやすい。
- つくね芋つくねいもこぶし状に塊になるヤマイモ。ヤマイモの中でもっとも粘りが強く、和菓子のつなぎにも使われる。丹波や伊勢が産地として知られる。長く伸びないので、深く耕さなくても作れる。関西では大和芋と呼ばれることがある。