ピーマンの品種
ジャンボピーマン
果重100g以上に大きくなるピーマンの総称で、特定の品種名ではない。品種によっては200gを超え、ソフトボール大になるものもある。複数の種苗会社がそれぞれの品種名で出している。普通のピーマンより肉厚で苦みが穏やかなため、肉詰めや焼き物など、まるごと使う料理に向く。
「ジャンボピーマン」は特定の品種名ではありません
ピーマンのうち、見た目や性質が近いものをまとめて呼ぶ名前にあたります。 この名前の種や苗は売っていないので、育てるときは具体的な品種名で探してください。
品種名ではない名前の一覧 もあります。
この呼び名にあたる品種:デカチャンプ
ほかの品種と何が違うのか
果重100g前後。1個で肉詰めが作れる大きさになる。
この品種の要点
- 果重
- 80〜120g
この品種が生まれた理由
普通のピーマンは30〜40gで、肉詰めを作ると1人分に何個も要る。ジャンボピーマンは100g前後あるので、1個で1人分になる。大きさが料理の作りやすさを変えている例にあたる。ただし実が重いぶん、株への負担も枝の折れやすさも増す。
味と食感
肉厚で苦みが穏やか。生でも食べやすく、焼くと甘みが出る。1個が大きいので、肉詰めや丸焼きに向く。
ジャンボピーマンを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどピーマンに共通する基本はピーマンのページを参照してください。
- 実が重いので枝が折れやすい。支柱と誘引をしっかりする。
- 1個が大きいぶん株の負担が大きい。成らせる数を絞る。
- 水切れさせると実が硬くなり、尻腐れも出やすい。夏場は毎日水をやる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 容量15L以上の鉢を使う。果重100g前後になるので株も大きくなる。
- 実が重いので支柱を立てて枝を支える。
- 穫り続けるには2週間に1回の追肥が要る。
収穫適期の見分け方
- 果重100g前後まで太らせる。普通のピーマンの感覚で穫ると小さすぎる。
- 緑のうちに穫る。置くと赤くなるが果肉がやわらかくなる。
- 実が重いので、枝が折れる前に穫る。
保存と食べ方
肉詰め、丸焼き、グリルが定番。1個で1人分になる。
よくある失敗
- 普通のピーマンと同じ数を成らせると株が疲れる。数を減らす。
- 品種名ではないので、種を探すときは各社の具体的な品種名で探す。
地域別の作型
ピーマンの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 作型 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ピーマンの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
ピーマンの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ピーマンのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ京みどりきょうみどりタキイ種苗の中型ピーマン。果重は30g程度で袋詰め出荷に適する。色つやがよく盛夏でも色あせしにくい。低温期にも黒アザ果がほとんど出ない。果肉はやや薄めでやわらかく、高温期でも硬くなりにくい。草勢旺盛で作りやすく、成り休みしにくい。分枝力が旺盛で多収。家庭菜園で最もよく見かける品種のひとつ。
- デカチャンプサカタのタネのジャンボピーマン。ソフトボール大にもなる大型種で、果重は200〜250g。苦味が少なく肉厚で甘みがある。完熟させて赤くすると甘みがいっそう強くなり、サラダにも使える。
- エースタキイ種苗の極早生種で、やや長めの中獅子型。果重は40g程度で果皮につやがあり品質がよい。草丈はやや低いがスタミナがあり、初期から収量が多い。節間がやや短めなので密植もできる。ハウス半促成やトンネル早熟など、早出しの作型に向く。
- 京鈴きょうすずタキイ種苗の中型ピーマン。PMMoV(L3)とTMVに抵抗性を持つ。低温・寡日照の条件でも着果がよく、ハウス栽培に向く。果色は濃緑で、生育期間を通して色が落ちにくい。果肉はやや厚めで日もちがよく、そろいもよい。
- こどもピーマンタキイ種苗が2010年に発表したピーマン。正式な品種名は「ピー太郎」で、「こどもピーマン」は商品としての呼び名にあたる。ピーマンが嫌いな子どもでも食べられることを目標に育成された品種で、苦味とピーマン臭が少なく甘みがある。長さ10cm、果重40g前後で、ししとうのような細長い円錐形。果肉は厚くジューシー。ビタミンCとカロテンの含有量が従来のピーマンより多い。
- とんがりパワー先がとがった細長い形の大型ピーマン。普通のピーマンより肉厚で甘みがあり、苦みが穏やか。生でも食べやすく、焼くと甘さが際立つ。とがった形は品種の性質にあたる。育成元が公開している詳しい品種特性は確認できていないため、果重や収穫日数はここでは記載しない。
