ほかの品種と何が違うのか
銀まくわの代表格。甘くはないが日持ちがよく、よく売れた。
この品種の要点
- 産地
- 東京都 / 葛飾区
この品種が生まれた理由
まくわ瓜は大きく「金まくわ」と「銀まくわ」に分かれ、黄色いものを金まくわ、緑の果皮に縞があるものを銀まくわと呼んだ。江戸のころ、葛飾区の中川流域から水元にかけて作られた本田瓜は、その銀まくわの代表格にあたる。甘いものが少なかった時代、水気の多いまくわ瓜は水菓子と呼ばれ、三代将軍の徳川家光も好んだという。
味と食感
大ぶりで甘みは少ない。水気が多く、冷やして食べる。
本田ウリを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどマクワウリに共通する基本はマクワウリのページを参照してください。
- 銀まくわなので、緑の果皮に縞が入るのが本来の姿にあたる。黄色くならない。
- 大ぶりになるので、つるを這わせる面積を確保する。
プランター・家庭菜園で育てる
- つるが伸びるので、容器では面積が足りない。畑向きにあたる。
- どうしても容器で作るなら、ネットで上に誘引する。
収穫適期の見分け方
- 緑の果皮の縞がはっきりしてきたら穫りどき。
- 金まくわのように黄色くはならない。色で待たない。
保存と食べ方
日持ちがよいのが持ち味にあたる。冷暗所に置く。
よくある失敗
- 金まくわのつもりで黄色くなるのを待つと穫り遅れる。
- 甘みは少ない。いまの果物の甘さを期待すると合わない。
栽培カレンダー
マクワウリの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | なし | なし | なし | あり | あり | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
| 植え付け | なし | なし | なし | なし | あり | あり | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
| 収穫 | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり | なし | なし | なし | なし |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 本田ウリ 江戸東京野菜についてJA東京中央会
マクワウリのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 小金井マクワこがねいまくわ東京都小金井市の農家で採種されてきたマクワウリ。府中で始まった御用瓜づくりの流れを汲む。
- 鳴子ウリなるこうり東京都江戸幕府へ上納するために作られた真桑瓜。江戸の柏木(いまの新宿区)で作られたものを鳴子瓜、府中で作られたものを府中御用瓜と呼んだ。
- 金甜瓜きんまくわ黄色い皮に白い果肉のマクワウリ。マクワウリの代表格で、香りが強い。メロンが広まる前、日本で「うり」といえばこの系統を指した。プリンスメロンはマクワウリの「ニューメロン」とシャランテメロンを掛け合わせたもので、マクワウリはその片親にあたる。
- 銀泉まくわぎんせんまくわ淡い緑白色の皮を持つマクワウリ。金甜瓜より色が淡く、さっぱりとした甘さになる。果肉は白く、シャキッとした歯ざわりが残る。マクワウリはメロンと同じ仲間だが、ネットが入らず、とろける食感にはならない。