キヌサヤの品種
矮性赤花絹莢
赤い花が咲くわい性のキヌサヤ。草丈50cmほどで節間が短く、分枝が多い。熟期は早生。莢は長さ7〜8cmで曲がりが少なく、表面が滑らかでシワも出にくい。莢色は濃緑で肉質がやわらかい。支柱が短くて済むので、狭い場所でも作れる。
わいせいあかばなきぬさや
ほかの品種と何が違うのか
草丈50cmのわい性。赤花で、短い支柱だけで作れる早生種。
この品種の要点
- 熟期
- 早生
- 育成元
- タキイ種苗
この品種が生まれた理由
エンドウの花の色は種皮の色と結びついていて、赤花の系統は豆の皮に色素を持つ。キヌサヤは若い莢を食べるので豆の色は表に出ないが、花が赤いぶん畑や鉢で見て楽しめる。わい性で草丈50cmに収まるため、支柱の手間と見た目の両方で、狭い場所向きの選択肢になる。
味と食感
莢は濃緑で肉質がやわらかい。曲がりが少なく表面が滑らかなので、下ごしらえで扱いやすい。甘みは穏やかで、汁物や炒めものに向く。
矮性赤花絹莢を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどキヌサヤに共通する基本はキヌサヤのページを参照してください。
- 草丈50cmほどのわい性にあたる。50〜60cmの支柱で足りる。
- 節間が短く分枝が多い。株間を詰めると混み合ってうどんこ病が出る。
- 早生にあたるので、つるあり種より早く穫り始められる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 草丈50cmなのでプランター向きにあたる。深さ25cm以上を選ぶ。
- 赤い花が咲くので、収穫と見た目を兼ねられる。ベランダに向く。
- 幅60cmの容器に3株まで。分枝が多いので詰めない。
収穫適期の見分け方
- 莢が7〜8cmに伸びたら穫る。曲がりが少ないので長さで判断しやすい。
- 中の豆がふくらむ前に穫る。ふくらむと莢が硬くなる。
- 早生にあたるので、つるあり種より早く合図が来る。
保存と食べ方
莢が薄いぶん乾きやすい。袋に入れて冷蔵し、2〜3日で使いきる。
よくある失敗
- わい性で収穫期間が短い。長く穫りたいならつるあり種と組み合わせる。
- 分枝が多いぶん混みやすい。株間は30cm確保する。
栽培カレンダー
キヌサヤの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期です | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期です | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
キヌサヤのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 成駒三十日なりこまさんじゅうにち早生のキヌサヤ。莢がやわらかく、すじが気になりにくい。キヌサヤは莢が薄く平たいうちに穫るもので、中の豆が育つ前が穫りどきになる。名の「三十日」は、花が咲いてから収穫までの早さを表しているとされる。
- 白竜はくりゅう白い花が咲くキヌサヤ。莢が大きく収量が多い。エンドウには白花種と赤花種があり、白花種は莢がやわらかく食用向き、赤花種は豆を穫る用途に使われることが多い。花の色で系統が見分けられる。
- 兵庫絹莢ひょうごきぬさやつるあり白花のキヌサヤ。草丈150cm前後になる。莢はキヌサヤとしてはやや小ぶりだが甘みがあり、繊維が少なくてやわらかい。秋まき用の白花エンドウの代表格にあたり、家庭菜園でも作りやすい。節を伸ばしながら次々に花を付けるので、長く穫り続けられる。