キヌサヤの品種
成駒三十日
早生のキヌサヤ。莢がやわらかく、すじが気になりにくい。キヌサヤは莢が薄く平たいうちに穫るもので、中の豆が育つ前が穫りどきになる。名の「三十日」は、花が咲いてから収穫までの早さを表しているとされる。
なりこまさんじゅうにち
ほかの品種と何が違うのか
早生のキヌサヤ。莢がやわらかく、すじが気になりにくい。
この品種の要点
- 熟期
- 早生
この品種が生まれた理由
エンドウは穫る段階で呼び名が変わる。莢が薄く平たいうちに穫ればキヌサヤ、莢がふくらんだ段階で莢ごと食べればスナップエンドウ、豆が育ってから中身だけ食べれば実エンドウになる。キヌサヤは莢そのものを食べるので、豆が育つ前に穫る必要がある。
味と食感
莢がやわらかく、すじが気になりにくい。さっとゆでるとシャキッとした食感になる。汁物の彩り、炒めもの、和えものに向く。
成駒三十日を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどキヌサヤに共通する基本はキヌサヤのページを参照してください。
- エンドウは秋にまいて冬を越す。苗が大きすぎる状態で越冬させると寒さで傷むので、まき時を守る。
- エンドウは連作を嫌う。同じ場所で作るなら4〜5年あける。
- うどんこ病が出やすい。株元の風通しをよくし、混みすぎたら整理する。
- 早生種にあたる。他のエンドウより早く穫れるので、まき時も早められる。
収穫適期の見分け方
- 莢が薄く平たいうちに穫る。中の豆がふくらんできたら遅い。
保存と食べ方
莢がやわらかくすじが気になりにくい。さっとゆでて使う。ポリ袋に入れて冷蔵し、2〜3日で使う。
よくある失敗
- 穫り遅れると豆が育ち、莢が硬くなってキヌサヤとして食べられなくなる。
- 連作を嫌う。同じ場所で続けると育ちが悪くなる。
栽培カレンダー
キヌサヤの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期です | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期です | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
キヌサヤのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 白竜はくりゅう白い花が咲くキヌサヤ。莢が大きく収量が多い。エンドウには白花種と赤花種があり、白花種は莢がやわらかく食用向き、赤花種は豆を穫る用途に使われることが多い。花の色で系統が見分けられる。
- 兵庫絹莢ひょうごきぬさやつるあり白花のキヌサヤ。草丈150cm前後になる。莢はキヌサヤとしてはやや小ぶりだが甘みがあり、繊維が少なくてやわらかい。秋まき用の白花エンドウの代表格にあたり、家庭菜園でも作りやすい。節を伸ばしながら次々に花を付けるので、長く穫り続けられる。
- 矮性赤花絹莢わいせいあかばなきぬさや赤い花が咲くわい性のキヌサヤ。草丈50cmほどで節間が短く、分枝が多い。熟期は早生。莢は長さ7〜8cmで曲がりが少なく、表面が滑らかでシワも出にくい。莢色は濃緑で肉質がやわらかい。支柱が短くて済むので、狭い場所でも作れる。