はなっこりーの品種
はなっこりーE2
定植からおよそ25日で頂花蕾を摘み、その10日後には穫りはじめられる極早生。1次側枝が一斉に伸びるので、穫りはじめからまとまった量になる。収穫開始からおよそ40日のあいだに1次側枝と2次側枝を穫り、総収量は10アールあたり200kg以上になる。
はなっこりーいーつー
産地の標準品種
2019年産から山口県の産地へ、それまでの「初代はなっこりー」の代わりに導入された品種にあたる。県内全域で作れる。
ほかの品種と何が違うのか
穫った枝が40cmくらいまで伸びないと花が開かない。咲いた花を取り除く手間がほとんど要らない。
この品種の要点
- 熟期
- 極早生
- 定植から収穫まで
- 35〜38日
- 育成元
- 山口県農林総合技術センター(2019年〜)
この品種が生まれた理由
山口県農林総合技術センターが育成し、2019年産から産地へ導入された。それまでの「初代はなっこりー」は枝が20cmに満たないうちから咲きはじめ、穫ったあとに花を取り除く調製作業が欠かせなかった。この作業の時間を40%以上減らし、あわせて収量を1.6倍にすることを狙って作られている。名前のE2は早生系の2番目にあたる。
味と食感
ゆでると甘みが出て、くせがない。茎はしゃきっとした歯ざわりが残る。
はなっこりーE2を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどはなっこりーに共通する基本ははなっこりーのページを参照してください。
- 定植は8月中旬から9月中旬まで。平均気温が20℃以上ある時期に植える。
- 定植から摘芯までの約25日は、絶対に水を切らさない。株元と畝間にしっかりやる。
- 頂花蕾は伸びはじめる前にできるだけ早く摘む。遅れると1次側枝がそろわない。
- 1次側枝の芽は、上の節で0〜1芽、下の節で2〜4芽を残して摘む。
収穫適期の見分け方
- 摘芯のおよそ10日後から穫りはじめる。定植からは35〜38日。
- 枝が40cmくらいまで伸びても花が開いていなければ、まだ穫り時の範囲。
- 収穫開始からおよそ40日のあいだに、1次側枝・2次側枝の順に穫る。
保存と食べ方
穫ったその日のうちに塩ゆでしておくと、色も食感も保てる。冷蔵でも花は進むので、早めに使う。
よくある失敗
- 10月以降に植えると収量がはっきり減る。遅れた分は後から取り戻せない。
- 摘芯までに水が不足すると株が小さいまま穫り期に入り、細い枝ばかりになる。
栽培カレンダー
はなっこりーの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり | あり | なし | なし | なし |
| 植え付け | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり | あり | なし | なし |
| 収穫 | あり | あり | あり | あり | あり | なし | なし | なし | あり | あり | あり | あり |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
はなっこりーのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- はなっこりーMEはなっこりーえむいー年が明けてからの低温期に穫ることを狙って育てられた中早生。山口県の作型では、県の沿岸部で10月上旬に植えて12月から2月を、同じ県内でも内陸に寄った地域で10月中旬に植えて2月から3月を受け持つ。早生のE2が年内で終わったあとを引き継ぐ位置にあたる。
- はなっこりーLはなっこりーえる3月以降に穫ることを目指して育てられた晩生。山口県の作型では中山間部で使い、10月中旬の定植でよい。緩効性肥料の50日タイプを窒素量で10アールあたり30kg、全量を元肥に入れる方式で、4月までまとまった量が穫れる。
- 初代はなっこりーしょだいはなっこりー中国野菜のサイシンを母、ブロッコリーの「女王」を父として交配して生まれた最初のはなっこりー。1995年に種子ができ、1996年に本格的な栽培と出荷が始まった。山口県のオリジナル野菜として広まった原型にあたる。