インゲンの品種
ケンタッキーワンダー
つるあり種のインゲンで、丸い莢が長く伸びる。「どじょういんげん」とも呼ばれる。支柱とネットが要るが、つるなし種より収穫期間が長く、夏じゅう穫り続けられる。莢は丸く、断面が円に近い。
ほかの品種と何が違うのか
つるあり種。支柱は要るが、夏じゅう穫り続けられる。
この品種が生まれた理由
つるあり種は支柱を立てる手間がかかるが、次々に花が咲いて実がつくので収穫期間が長い。同じ面積でも上に伸びるぶん株数を増やせる。手間と収量のどちらを取るかで、つるあり・つるなしを選び分けることになる。
味と食感
丸い莢で、ゆでるとしっかりした歯ごたえがある。すじが出やすいので、若いうちに穫る。
ケンタッキーワンダーを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどインゲンに共通する基本はインゲンのページを参照してください。
- 支柱とネットを立てて上に誘引する。2m近くまで伸びる。
- 若い莢を穫る。大きくすると中の豆が育ってすじが硬くなる。
- マメ科なので根粒菌が窒素を作る。肥料をやりすぎると茎葉ばかり茂って莢がつかない。
プランター・家庭菜園で育てる
- 容量15L以上を使い、支柱かネットを立てる。つるあり種なので2m近く伸びる。
- 夏じゅう穫り続けられる。穫り続けるには追肥が要る。
- 水切れさせると莢が硬くなる。乾かさない。
収穫適期の見分け方
- つるあり種にあたる。長さ12〜15cm、中の豆がふくらむ前に穫る。
- 夏じゅう穫り続けられる。穫るほど次がつく。
- 穫り遅れると筋が出て硬くなる。
保存と食べ方
つるあり種にあたる。夏じゅう穫れるので、穫れた順に使う。ポリ袋に入れて冷蔵し、2〜3日で使う。
よくある失敗
- 穫り遅れるとすじが硬くなる。若いうちにこまめに穫る。
- 支柱が低いと途中で行き場を失う。2m近くを見込んで立てる。
地域別の作型
インゲンの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| つるなし種 | ||||||||||||
| つるあり種 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| つるなし種 | ||||||||||||
| つるあり種 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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| つるなし種 | ||||||||||||
| つるあり種 |
タネまき植え付け収穫
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: インゲンの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
インゲンの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期です | 6月はタネまきの時期です | 7月はタネまきの時期です | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
インゲンのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめつるなしモロッコ平たく幅広の莢を付けるインゲン。つるが伸びないので支柱が要らず、種まきから50日ほどで穫れる。すじが残りにくく、大きくなってもやわらかい。回転が早いので、時期をずらして播けば夏じゅう穫れる。
- モロッコいんげん幅2cmほどの平さやインゲン。大きくなってもやわらかく、すじが気になりにくい。1本が大きいので食べごたえがある。つるあり種とつるなし種の両方が出回っている。
- さつきみどり2号さつきみどりにごう草丈45cmほどのつるなしインゲン。長さ14cmほどのどじょういんげんで、濃緑でスジのない丸莢になる。肉厚でやわらかく、風味がよい。露地の直播きで播種後54日ほどで穫れる。支柱が要らないので、狭い場所でも作れる。
- 恋みどりこいみどり2011年に発表されたつるなしインゲン。従来の品種にはない極濃緑の莢色を持つ。莢のそろいと色つやがよく、穫ってからの色もちがよい。播種後55日ほどで穫れる。色の濃さで選ぶつるなし種にあたる。