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ソバの品種

深大寺在来

  • 東京都
  • 調布市

調布市の深大寺に伝わるソバ。江戸時代、米の作れない土地で小作人がソバを作り、その粉を寺へ納めたのが深大寺そばの始まりとされる。寺の記録には、境内で穫れたソバは周りのものと実の形が少し違い、風味も独特だったと伝えられている。

じんだいじざいらい

ほかの品種と何が違うのか

深大寺そばのもとになった在来のソバ。米の作れない土地だったことが産地になった理由にあたる。

この品種の要点

種まきから収穫まで
約75日
産地
東京都 / 調布市

この品種が生まれた理由

深大寺のあたりは米づくりに向かない土地だった。そこで小作人がソバを作り、粉を寺へ納め、寺はそれを打って来客にふるまった。上野寛永寺の門主がことに好んだことから献上蕎麦とも呼ばれた。三代将軍徳川家光が鷹狩りの途中に立ち寄って食べ、褒めたという話も残る。享保の改革では、地味の悪い土地でも育つ作物として深大寺の周りでの栽培がすすめられた。江戸の後期には太田蜀山人が食べて広め、江戸名所図会にも載っている。門前のそば屋が今も並ぶのは、この流れの先にある。

味と食感

寺に残る話では、境内で穫れたものは周りのソバと風味が違うとされた。粉に挽き、そばに打って食べるのが本来の使い道にあたる。

深大寺在来を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどソバに共通する基本はソバのページを参照してください。

  • 米が作れないほど水の持ちが悪い土地で成り立ってきた作物にあたる。水はけのよい畑を選ぶ。
  • 肥料は控える。窒素が多いと背が伸びて倒れ、実が入らない。
  • ソバは1株では実らない。虫に花粉を運ばせるので、まとまった面積にまく。

収穫適期の見分け方

  • 実の7〜8割が黒くなったら刈る。下から順に熟すので一斉にはそろわない。
  • 全部が黒くなるまで待つと、先に熟した実が落ちる。
  • 刈ったあとは束ねて干し、乾いてから脱穀する。

保存と食べ方

寺へ納めるときも粉の形だった。玄そばで置くより粉で扱われてきた歴史を持つが、香りは粉にしたときから落ちていくので、挽いたら早く打つ。

よくある失敗

  • 門前のそば屋で出るそばが、すべてこの在来種とは限らない。深大寺そばという呼び名は、この土地で打たれるそばを指す言葉として広がっている。
  • 近くに別のソバがあると交雑する。在来の形を保ちたいなら離してまく。

栽培カレンダー

ソバの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
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タネまきなしなしなしなしなしなしありありなしなしなしなし
収穫なしなしなしなしなしなしなしなしなしありありなし

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

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