ほかの品種と何が違うのか
中まで黄色いビーツ。手やまな板に色が移らない。
この品種が生まれた理由
ビーツの赤はベタシアニンによるもので、切ると手にもまな板にも移る。家庭で使いにくい理由がここにある。黄色い品種はこの色素を持たないので、色移りがない。赤い色を目的にしないなら、扱いやすさで選ぶ理由になる。香りも穏やかで、ビーツが苦手な人の入口にもなる。
味と食感
香りが穏やかで甘みがある。赤いビーツより土のような風味が少ない。薄切りで生のまま使える。
ルナを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどビーツに共通する基本はビーツのページを参照してください。
- 色が移らないので、収穫後の下ごしらえが楽になる。
- 冷涼な気候を好む。暑さに弱いので秋まきが作りやすい。
- 酸性土壌が苦手。種まき前に石灰を入れて耕す。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ25cm以上のプランターで作れる。
- 茎まで黄色いので、育っている間も見分けやすい。
- 1粒から複数芽が出る。間引いて1本にする。
収穫適期の見分け方
- 直径5〜7cmで抜く。
- 肩が地上に出てきたら穫りどきにあたる。
- 茎が黄色いのが本来の姿。赤みは出ない。
保存と食べ方
葉を落として冷蔵する。色移りがないので、他の野菜と一緒に切れる。
よくある失敗
- 赤いビーツのような濃い色は出ない。色を使いたい料理には向かない。
- 間引かないと形がそろわない。
栽培カレンダー
ビーツの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ビーツのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめデトロイト丸く濃赤色になるビーツの定番種。切ると断面に濃淡の輪紋が出る。ビーツはホウレンソウやフダンソウと同じアカザ科(ヒユ科)の仲間で、大根やかぶとは別の植物にあたる。赤い色はベタシアニンという色素による。
- キオッジャ切ると赤と白の渦巻き模様が現れるイタリアの品種。ヴェネツィア近郊のキオッジャに由来する名にあたる。加熱すると模様が薄れて全体がぼんやりした色になるため、生のまま薄切りにして使うと映える。味はデトロイトより穏やかで、土のような香りが少ない。
- ゴルゴ切ると紅白の年輪模様が出るビーツ。キオッジャと同じ渦巻き型にあたる。加熱すると模様が薄れるので、生のまま薄切りにして使う。ビーツ特有の土のような香りは穏やか。