キンカンの品種
ぷちまる
果樹試験場興津支場が「ナガミキンカン」に4倍体の「ニンポウキンカン」を交雑して育成した3倍体のキンカン。2002年に品種登録された(登録番号10379)。しいなが1〜2粒あるだけで完全な種はほとんど無く、皮ごと食べやすい。
ほかの品種と何が違うのか
3倍体で完全な種がほとんど無い。皮ごとそのまま食べられる。
この品種の要点
- 果重
- 11〜20g
- 抵抗性
- かいよう病、そうか病
- 育成元
- 果樹試験場興津支場(2002年〜)
この品種が生まれた理由
キンカンは皮ごと食べる果物だが、種が多くて口に残るのが難点だった。ぷちまるは2倍体と4倍体を掛けた3倍体で、種ができにくい。育成地では果重11g内外だが、沖縄県などの暖地では20gに達する。かいよう病に抵抗性があり、そうか病にもかなり強い。
味と食感
果皮の甘みが強く苦みがない。種を気にせず皮ごと丸ごと食べられる。成熟期は1月で、寒い時期の果物にあたる。
ぷちまるを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどキンカンに共通する基本はキンカンのページを参照してください。
- 秋から冬に温暖で、果実がよく肥る暖地に向く。施設栽培にも適する。
- かいよう病に抵抗性があり、そうか病にもかなり強い。
- 果重は産地の暖かさで変わる。暖地ほど大きくなる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 8号以上の鉢で作れる。寒い地域では鉢にして冬は軒下へ移す。
- 成熟期が1月なので、実が付いたまま冬を越す。霜よけがあるとよい。
- 枝にトゲが少なく、鉢でも扱いやすい。
収穫適期の見分け方
- 成熟期は1月。果皮が濃い橙色になったころ。
- 果重11〜20g。暖地ほど大きくなる。
- 皮ごと食べる果物なので、色づいてから穫る。
保存と食べ方
冷蔵で2週間ほど。甘露煮や砂糖漬けにすれば長くもつ。種がないので加工も楽にあたる。
よくある失敗
- 寒い地域では実が肥らない。暖地向きの品種にあたる。
- しいな(未熟な種)が1〜2粒入る。完全な無核ではない。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期です | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期です | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- ぷちまる農研機構 育成品種
- 種子が少なく食べやすいキンカン新品種「ぷちまる」農研機構