食用菊の品種
延命楽
紫花の食用菊。山形では「もってのほか」、新潟では「かきのもと」と呼ばれる。呼び名は違うが同じ品種にあたる。花びらが筒状に丸まっていて、湯がくとシャキシャキした歯ざわりが残る。
えんめいらく
ほかの品種と何が違うのか
山形の「もってのほか」と新潟の「かきのもと」は同じ品種。
この品種の要点
- 熟期
- 晩生
この品種が生まれた理由
奈良時代に中国から伝わったとされ、産地ごとに別の呼び名で受け継がれてきた。新潟では生産量のおよそ8割が白根地区(現在の新潟市)に集まっている。「かきのもと」の名は、垣根の根本に植えたから、柿の木の根本に植えたから、柿が色づくころ赤くなるからなど諸説あり、いまは最後の説が一般的とされる。
味と食感
桃紫色の花びらは歯切れがよく、適度なぬめりがある。ほろ苦さと香りが強く、酢の物やおひたしにすると持ち味が出る。
延命楽を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなど食用菊に共通する基本は食用菊のページを参照してください。
- 紫の色はゆで湯に溶けやすい。酢を加えてさっとゆでる。
- 晩生なので収穫は10月から。新潟では作型を変えて出荷期間を伸ばしている。
- 株分けか挿し芽で殖やす。種はまかない。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ30cm以上の鉢に1株。
- 花の重みで倒れるので、鉢でも支柱を立てる。
- 冬は地上部を刈り取り、鉢のまま越冬させる。
収穫適期の見分け方
- 花びらが伸びきり、開ききる手前が穫りごろ。
- 柿が色づくころが目安になる。
- 摘んだあとは早めに花びらをむしる。
保存と食べ方
花びらをむしってよく洗い、酢を少量入れた熱湯で短時間ゆで、水にとって冷やしてから水気を切る。ゆでたものは冷蔵で2〜3日、冷凍で数か月もつ。
よくある失敗
- 「もってのほか」と「かきのもと」を別の品種だと思って両方探すと見つからない。同じ延命楽にあたる。
- 長くゆでると紫が抜けて茶色くなる。
栽培カレンダー
食用菊の一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 食用菊(かきのもと)新潟市
- 食用菊 にいがたの伝統野菜新潟県