食用菊の品種
阿房宮
- 青森県
青森県の主力になっている黄花の食用菊。収穫は10月下旬から11月上旬で、食用菊の中では遅い。花びらを蒸して乾かした干し菊(菊のり)に加工され、通年で流通する形になっている。
あぼうきゅう
ほかの品種と何が違うのか
青森の黄花の主力。干し菊に加工されて通年出回る。
この品種の要点
- 熟期
- 晩生
- 産地
- 青森県
この品種が生まれた理由
青森県では食用菊の作付けの多くをこの品種が占め、八戸を中心に産地が形成されてきた。名は中国の秦の宮殿にちなむとされる。生のまま出回る時期は10月下旬からの短い期間に限られるが、蒸して乾かした干し菊にすれば長く保つので、加工品としての流通が大きい。
味と食感
黄色い花びらは香りが穏やかで、ほのかな甘みがある。紫花より苦みが少ないので、湯がいて三杯酢やおひたしにするほか、天ぷらにも向く。
阿房宮を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなど食用菊に共通する基本は食用菊のページを参照してください。
- 晩生なので、早生種と組み合わせると収穫の期間を伸ばせる。
- 花の重みで倒れやすい。支柱か紐で支える。
- 追肥は8月上旬と9月上旬の2回に分ける。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ30cm以上の鉢に1株。多年草なので鉢のまま何年も使える。
- 夜に光が当たると花芽が遅れる。街灯の当たらない場所に置く。
- 数年で花が小さくなるので、挿し芽で更新する。
収穫適期の見分け方
- 10月下旬から11月上旬が穫りごろ。
- 花びらが伸びきり、開ききる手前で摘む。
- 開ききると花びらが落ちやすくなる。
保存と食べ方
生の花はすぐに開いてしまうので、摘んだら早めに使う。花びらをむしって湯がき、水気を切って冷凍すれば数か月もつ。干し菊にすれば常温で長く保つ。
よくある失敗
- 晩生なので、9月に穫れないからといって失敗ではない。
- 観賞用のキクとは別のもの。食用に改良された品種を使う。
栽培カレンダー
食用菊の一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 食用菊栽培みんなの農業広場 農作業便利帖