アズキの品種
丹波大納言
- 京都府
俵型の大粒小豆。煮ても皮が破れにくいことから、腹を切らない(切腹しない)大納言になぞらえた名という説がある。京都・丹波地方が産地として知られ、高級和菓子に使われる。皮が破れないので、粒の形を残す粒あんや甘納豆に向く。
たんばだいなごん
ほかの品種と何が違うのか
煮ても皮が破れない。粒の形を残す和菓子に使われる理由がここにある。
この品種の要点
- 産地
- 京都府
この品種が生まれた理由
小豆は煮ると皮が破れて中身が出やすい。大納言小豆は皮が丈夫で破れにくいため、粒の形を残したまま煮上げられる。粒あん、甘納豆、赤飯のように豆の形が見える料理では、この性質がそのまま仕上がりを決める。普通の小豆とは用途が分かれる。
味と食感
大粒で皮が丈夫。煮ても形が崩れないので、粒あんや甘納豆にすると豆の形が残る。風味は濃い。
丹波大納言を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどアズキに共通する基本はアズキのページを参照してください。
- マメ科なので根粒菌が窒素を作る。肥料をやりすぎると茎葉ばかり茂って莢がつかない。
- 莢が茶色く枯れてきたら株ごと抜いて乾かす。
- 在来種や伝統野菜のため、市販の種が出回りにくい。産地の直売所や地域の種苗店が主な入手先になる。
収穫適期の見分け方
- 莢が茶色く枯れ、振ると中でカラカラ音がしたら穫る。
- 煮ても皮が破れない品種にあたる。完熟させてから穫る。
- 株ごと抜いて干してから脱穀する。
保存と食べ方
粒あん、甘納豆、赤飯に。乾燥させれば長く保存できる。
よくある失敗
- こしあんにするなら皮の丈夫さは利点にならない。用途で選ぶ。
栽培カレンダー
アズキの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期です | 7月はタネまきの時期です | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
アズキのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- えりも小豆えりもしょうず北海道北海道の主力小豆。粒がそろい、餡にしたときの色と風味がよい。国内で流通する小豆の多くが北海道産で、その中心にあたる品種になる。大納言のような大粒種ではなく、こしあんや汁粉に向く普通小豆に分類される。
- 白小豆しろあずき粒が黄白色から乳白色になる小豆。流通量はきわめて少ない。粒の大きさは一般の小豆よりわずかに小さい。白あんにすると小豆の風味がほとんど出ず、なめらかでくせのない上品な餡になる。
- 中納言ちゅうなごん大納言より一回り小さい小豆。大納言は直径5.5mm以上を指すので、それに満たないが普通小豆より大きいものがこう呼ばれる。粒の大きさによる区分であり、単一の品種名ではない。