ミズカケナの品種
水かけ菜(在来系統)
- 静岡県
- 御殿場市
御殿場・小山で受け継がれてきた在来の系統。特定の品種名ではなく、地域で選ばれ続けてきたものをまとめてこう呼ぶ。3つのなかでいちばん遅く、2月中旬から3月下旬が穫り期にあたる。
みずかけな(ざいらいけいとう)
「水かけ菜(在来系統)」は特定の品種名ではありません
ミズカケナのうち、見た目や性質が近いものをまとめて呼ぶ名前にあたります。 この名前の種や苗は売っていないので、育てるときは具体的な品種名で探してください。
品種名ではない名前の一覧 もあります。
ほかの品種と何が違うのか
いちばん遅く穫れる。水かけ菜の出荷の最後を受け持つ。
この品種の要点
- 産地
- 静岡県 / 御殿場市
この品種が生まれた理由
明治19年の春、旧北郷村阿多野の戸長が越後から種子を持ち帰って作りはじめたのが水かけ菜の始まりとされる。明治の中ごろ、東海道線の工事に来た越後の女性が漬物を作り、御殿場・小山に広まった。この在来の系統は、その流れを直接受け継いだものにあたる。
味と食感
春が近づいてから穫るため、とうが太く、噛んだときの甘みが強く出る。
水かけ菜(在来系統)を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどミズカケナに共通する基本はミズカケナのページを参照してください。
- 穫り期がいちばん遅いので、水を流す期間もいちばん長くなる。
- 3月に入ると気温が上がり、一気にとうが伸びる。見回りの間隔を詰める。
収穫適期の見分け方
- 2月中旬から3月下旬が穫り期にあたる。
- 菜の花が咲く前の、とう立ちした花茎と葉を穫る。
保存と食べ方
漬物のほか、フリーズドライにしたお茶漬けやふりかけにも加工されている。
よくある失敗
- 春の陽気で花が開きやすい。遅い系統ほど穫り遅れの危険が大きい。
- 特定の品種名では売られていない。産地から種を分けてもらう形になる。
栽培カレンダー
ミズカケナの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり | なし | なし |
| 収穫 | あり | あり | あり | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 水かけ菜農業生物資源ジーンバンク
- 水かけ菜の漬物 静岡県農林水産省