シュンギクの品種
さっと菊
葉が薄く火の通りが早いシュンギクの系統。名前のとおり、鍋に入れてさっと火が通る。シュンギクは煮すぎると香りが飛んでしまうので、火の通りが早いことがそのまま扱いやすさになる。鍋物向きにあたる。
さっとぎく
ほかの品種と何が違うのか
葉が薄く火の通りが早い。鍋に入れてさっと火が通る。
この品種が生まれた理由
シュンギクの香りは加熱で飛びやすい。葉が厚い品種は火が通るまで時間がかかり、その間に香りが失われる。さっと菊のように葉が薄い系統は短時間で火が通るので、香りが残る。鍋物での使いやすさを目的にした系統にあたる。
味と食感
香りが残りやすい。鍋物に入れて短時間で引き上げると、シュンギクらしい香りが立つ。おひたしにも使える。
さっと菊を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどシュンギクに共通する基本はシュンギクのページを参照してください。
- 高温期はとう立ちしやすい。秋まきが作りやすい。
- アオムシやヨトウムシの被害が出やすい。植えたらすぐ防虫ネットをかける。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ20cm程度のプランターで作れる。
- 葉が薄く火の通りが早い品種にあたる。摘み取りながら少しずつ使える。
- とう立ちすると味が落ちる。春は早めに穫る。
収穫適期の見分け方
- 葉が薄い系統にあたる。草丈20cm前後で摘み取る。
- 火の通りが早いので、やわらかいうちに穫る。
- とう立ちすると味が落ちる。
保存と食べ方
鍋物が定番。煮すぎると香りが飛ぶので、さっと火を通す。
よくある失敗
- 葉が薄いぶん、煮込みには向かない。さっと火を通す料理で使う。
地域別の作型
シュンギクの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 春まき | ||||||||||||
| 夏まき |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
タネまき植え付け収穫
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: シュンギクの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
シュンギクの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期です | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期です | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
シュンギクのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 金沢春菊かなざわしゅんぎく石川県大葉種の春菊で、葉の切れ込みが浅く肉厚。クセのない香りとやわらかさが持ち味になる。生育適温は15〜20℃。露地の春作をトンネルで覆う作り方が中心で、一部はハウスで作る。
- 大葉春菊おおばしゅんぎく葉の切れ込みが浅く肉厚なシュンギク。関西で好まれる。香りが穏やかで、生でサラダにもできる。株ごと抜き取って収穫するタイプにあたる。関東で一般的な中葉春菊とは、葉の形も香りの強さも違う。
- 中葉春菊ちゅうばしゅんぎく葉の切れ込みが深く、香りが強いシュンギク。関東で一般的にあたる。摘み取り型は、主枝を摘むと側枝が次々に伸びるので、1株から長く穫り続けられる。株ごと抜く株張り型もある。
- 株張り中葉春菊かぶはりちゅうばしゅんぎく株ごと引き抜いて収穫する中葉春菊。葉が密に付き、1株あたりの収量が多い。摘み取り型のように何度も穫ることはできないが、一度にまとまった量が穫れる。鍋物のように一度に量を使う料理に向く。