ゼンマイの品種
ゼンマイ(在来系統)
品種として名前が付いて売られてはいない。自生する株から形のよい勢いのあるものを選んで移す。葉柄が赤いものと緑のものがあり、ふつうは緑のほうがよいとされる。赤いものは茎数が多く径が細いが、肥培管理をすると緑に変わるものが多い。
ぜんまい(ざいらいけいとう)
ゼンマイには品種の区別がありません
名前の付いた品種が作られていない作物にあたります。 品種を選ぶ代わりに、どこから株やタネを手に入れるかが分かれ目になります。 入手のしかたは ゼンマイの育て方の「品種の選び方」に書いています。
品種名ではない名前の一覧 もあります。
ほかの品種と何が違うのか
品種名では売られていない。自生株から握りこぶし大の根株を選んで移す。
この品種が生まれた理由
葉が2種類あり、栄養をつくる栄養葉(女ゼンマイ)と胞子をつける実葉(男ゼンマイ)に分かれる。食べるのは栄養葉の若芽で、実葉は残して株を保たせる。四国では栽培も盛んで、高知県と徳島県が乾燥ゼンマイの産地として知られる。日持ちが短いため生のまま出回ることは少なく、多くは乾燥か水煮に加工される。
味と食感
アク抜きをすると、ほのかな苦みとやさしい甘みをあわせ持つ素朴な味になる。香りは控えめでだしとなじみやすい。少しぬめりがあり、繊維質でしっかりした食感が残る。煮ものや炊きこみご飯、和えものに使う。
ゼンマイ(在来系統)を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどゼンマイに共通する基本はゼンマイのページを参照してください。
- 日陰から半日陰で湿り気のある場所を選ぶ。強い日ざしと乾燥を避ける。
- 移植は入梅期がもっとも手がかからない。秋なら葉が枯れてから。
- 根株が握りこぶし大で芽が2〜3本付いたものが、植えたあとの育ちがよい。
プランター・家庭菜園で育てる
- プランターでも作れる。浅めに植えて、過湿と乾燥のどちらも避ける。
- 夏は半日陰になる場所へ移す。
- 土の表面が乾いたら水をやる。
収穫適期の見分け方
- 3年目以降を目安に穫りはじめる。
- 穫るのは栄養葉(女ゼンマイ)の若芽。実葉は残す。
- 渦が開く前、綿毛に包まれているうちに穫る。
保存と食べ方
アク抜きしたものを水に浸けて冷蔵すれば約1週間。毎日水を替える。冷凍なら約1か月、天日で干せば約1年もつ。
よくある失敗
- 品種名で探しても見つからない。自生株か栽培者から株を分けてもらう。
- アクが強い。重曹を加えた湯でアク抜きをしてから食べる。
栽培カレンダー
ゼンマイの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期です | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期です | 4月は収穫の時期です | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。