ヤブマメの品種
ヤブマメ(在来)
名前の付いた品種は作られていない。自生しているものを掘って採る。特定の品種名ではない。食べるのは地下にできる豆で、1つのさやに種が1つだけ入る。地上にできる豆は食用にしない。
やぶまめ(ざいらい)
ヤブマメには品種の区別がありません
名前の付いた品種が作られていない作物にあたります。 品種を選ぶ代わりに、どこから株やタネを手に入れるかが分かれ目になります。 入手のしかたは ヤブマメの育て方の「品種の選び方」に書いています。
品種名ではない名前の一覧 もあります。
ほかの品種と何が違うのか
品種名が無い。食べるのは地下にできる豆のほうで、地上の豆は食べない。
この品種が生まれた理由
アイヌ民族は地下の豆を、北海道西部でアハ、東部でエハと呼んだ。雪が消えたばかりで食べるものが少ない早春に、木の枝や鹿の角で作った掘り棒でまとまった量を掘った。煮て油をつけたり、米や粟に混ぜて炊いたりして食べ、儀式の場に出すこともあった。
味と食感
直径5mm前後と小さい。土の中でひと冬越したもののほうが甘みが出るとされ、春に採るほうが好まれてきた。
ヤブマメ(在来)を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどヤブマメに共通する基本はヤブマメのページを参照してください。
- 畑で作るものではない。やぶの中でほかの草にからんで伸びる。
- 自生地が減っているという指摘がある。掘り尽くさないようにする。
収穫適期の見分け方
- 地上部が枯れた秋(10〜12月)か、春の発芽前に掘る。
- 9〜10月に咲く紫色の蝶形の花で、掘る場所を覚えておく。
- 掘ったら洗って選り分ける。土の色に紛れて見分けにくい。
保存と食べ方
干して保存できる。煮て油をつけるか、米や粟に混ぜて炊く。
よくある失敗
- 地上のさやは食べない。食べるのは地下の豆のほう。
- 花の時期に場所を覚えていないと、掘っても見つからない。
- 秋に掘ると甘みが乗っていない。ひと冬越した春のほうがおいしい。
栽培カレンダー
ヤブマメの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 収穫 | なし | なし | あり | あり | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり | あり |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 植物編 ヤブマメ ギンマメアイヌと自然デジタル図鑑
- ヤブマメウィキペディア日本語版