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ノビルの品種

ノビル(在来)

名前の付いた品種は作られていない。土手やあぜ道に自生しているものを掘って植えるか、野菜として売られている球根を使う。特定の品種名ではない。タネではなく分球とむかごでふえるので、一度植えれば翌年からも穫れる。

のびる(ざいらい)

ノビルには品種の区別がありません

名前の付いた品種が作られていない作物にあたります。 品種を選ぶ代わりに、どこから株やタネを手に入れるかが分かれ目になります。 入手のしかたは ノビルの育て方の「品種の選び方」に書いています。

品種名ではない名前の一覧 もあります。

ほかの品種と何が違うのか

品種名が無い。自生株か売られている球根から始める。

この品種が生まれた理由

東アジアに広く分布し、日本では北海道から沖縄まで自生する。作物と一緒に入ってきた史前帰化植物ではないかという説がある。人の手が加わる土手や畦道に群れて生えるので、昔から身近な食べものとして使われてきた。

味と食感

葉は万能ねぎやニラに近い香り。鱗茎は生でも食べられ、辛みのあとに甘みが残る。酢味噌あえやぬたにするのが定番。

ノビル(在来)を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどノビルに共通する基本はノビルのページを参照してください。

  • 植え付けは9月下旬から10月上旬。株間・深さとも5cm程度にする。
  • 太った球根を選ぶと、翌春の葉がよくそろう。
  • 親球の横にできた子球を植え直すと、次の年もまた穫れる。
  • 秋まで球根を取っておくなら、乾かして風通しのよい暗いところに置く。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 鱗茎が地下5〜10cmにできるので、深さのある容器を使う。
  • 容器で作れば、分球とむかごで広がりすぎるのを抑えられる。

収穫適期の見分け方

  • 草丈50cm程度、葉鞘の太さ1cm程度が穫りどき。
  • 日当たりのよい場所では2〜3月、それ以外は4〜5月に葉が穫れる。旬は5〜7月。
  • 茎を引っ張らず、スコップで株ごと掘り上げる。引くと鱗茎が土に残る。

保存と食べ方

塩漬けや味噌漬けにすると日持ちする。掘ったものは土を落として冷蔵し、早めに使う。

よくある失敗

  • 野で採るときは、タマスダレ・ヒガンバナ・スイセンと取り違えないようにする。いずれも同じヒガンバナ科で毒がある。
  • 確かめ方はネギのにおい。有毒な種類にはにおいが無い。鱗茎の色も、ノビルは白、タマスダレは茶褐色。
  • 見分けがつかないものは、採らない・食べない・人にあげない。

栽培カレンダー

ノビルの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付けなしなしなしなしなしなしなしなしありありなしなし
収穫なしありありありありありありなしなしなしなしなし

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

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